不登校の背景から原因を探る

「不登校」の原因と背景を探る(本人、家庭内)

 

不登校の原因が本人にあると思われる場合

 

不登校の原因には、私のように体調不良(実は、
学校に行く理由が分からず体が拒否反応を起こしている)が
原因のこともありますが、その他にも多くの原因が考えられます。

 

分類するのは簡単ではありませんが、ここでは、「本人」
「家庭内」に原因があると思われるものについて
考えていきたいと思います。

 

私が出会ったケースとしては、本人が体形を
気にし過ぎて次第に外出するのを嫌がるようになり、
不登校になってしまったというものがあります。

 

実際に本人に会ってみると、確かにふっくらした体形ですが、
病的に太り過ぎているというほどでもありません。

 

自分などはやせ過ぎの人より多少ふっくらしている方が
健康的でいいと思いますが(自分がガリガリで
よく友人からもっと太れと言われるので)、
本人は自分の体形を受容できず、友達に
笑われるから学校に行きたくないと言い張ります。

 

よく聞いてみると、友達にからかわれたということが
きっかけのようです。

 

ただし、同じかそれ以上に太っている他の兄弟姉妹は、
それほど気にする様子もなく、元気に学校に通っている
こともあるので、本人の自己認識が影響しているのだと
思います。

 

また、友達にからかわれたというのも程度がひどければいじめとも言えますが、
ちょっとからかわれた程度でも気にして不登校になるケースもありますので、
やはり体形の問題というよりも本人の受け取り方が大きく影響して
いるようです。

 

なお、体形を気にするというと女子に多いのではと思われるかもしれませんが、
男子にもいます。

 

ただ、太ってしまった背景に何らかの心理的不安が
隠れている場合もあります。じっくりと観察して
本当の原因は何か見極めることも大切です。

 

 

また、私のように原因不明の体調不良で
不登校になるというケースは今でもあります。

 

西洋医学の発達により、検査技術が進みましたが、
それでも原因が分からない場合もあります。

 

その場合に、「検査で異常がないから病気ではない。」
「気のせいではないか。」という医者は、医者として失格
ではないかと個人的には思っています。

 

本人がつらいと言っているのですから、まずそのつらさを受け止め、
共感することが必要です。

 

その点、東洋医学は、原因不明の体調不良にも効果を
発します。

 

私も高校時代、鍼灸、整体等東洋医学の
お世話になったことがあり、随分救われました。

 

お腹にうっすらと残るお灸の痕を見ると、当時を思い出し、
懐かしいような思い出したくないような不思議な気持ちになります。

 

不登校の原因が家庭内にあると思われる場合

 

また、「家庭が不登校を作り出す」という場合もあります。

 

例えば、ある家庭に不登校の子どもがいた場合、
他の兄弟姉妹が追随して不登校になってしまうという
ケースに出会ったこともありました。

 

「お兄ちゃんは学校に行かないで、家で宿題もしないで
一日中テレビを観たり、漫画を読んだりしていてずるい。」
と思った妹も学校に行かなくなってしまい、ずっと家に
いるというような場合です。

 

学校に行っていると楽しいことだけではなく、嫌なこと、
つらいこと、したくないけどしなくてはいけないことなどが
当然ありますから、他の兄弟姉妹が不登校の子どもを
羨ましがる気持ちは私にも理解できます。

 

大人であれば働かないと収入がなく生活できなくなるため、
嫌でも仕事に出かけるということはありますが、別に子どもに
とっては学校に行かなくても生活に困ることはないので、
このように考える子どもがいるのも当然といえば当然です。

 

このケースは比較的小さい子に多いようです。

 

深く考えずに、ただ「お兄ちゃんずるい、羨ましい」と思った
妹(弟)が自分も学校に行かなくなり、お母さんに
べったりして一日を過ごすというようなケースが見られます。

 

 

これは親の姿勢が子どもに大きく影響しています。

 

不登校になった子どもがいた場合、親は他の
兄弟姉妹にもきちんと説明する必要があります。

 

例えば「お兄ちゃんは学校でひどいいじめに遭い、
心と体がパンクしそうになっている。今はお家で
ゆっくり休ませてあげよう。

 

テレビを観ているのは怠けているのではなく、心を
休めているのだよ。」というように、小さい妹や弟でも
分かるようにしっかりと説明することが大切です。

 

 

このように不登校の背景に親の考えが影響して
いるということがあります。

 

子どもは親が思っている以上に親の行動を
見ています。

 

また、兄弟がいる場合は、親が公平に
接しているか敏感に反応します。

 

でも兄弟姉妹が揃って学校に行かないで、
家で一緒に遊ぶというのもある意味楽しいかもしれません。

 

一日中家に籠っていると誰でも気がめいるものです。

 

弟や妹が無邪気に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)遊んで!」
と甘えてくる姿に心が癒されるということもあるでしょう。

 

親は大変かもしれませんが。