授業は答え合わせの場じゃないんだよね

早稲田アカデミーで勤務していた頃、こんな光景を目にしました。正解を言うと「よっしゃ!」などと雄叫びをあげる、ガッツポーズをする。その度、私は「それじゃ、君たちに聞くよ。1+1の答えは?」と。そして生徒を指して答えさせます。「2です」。そこで私は次のように言います。「なんで今はガッツポーズしないの? よっしゃ!と叫ばないの?」。「それは確実な答えだから」。「と言うことは国語も同じなんじゃない? ガッツポーズが出たと言うことは、たまたま当たったってことじゃないの? 自信があればガッツポーズなんて出ないんじゃない? 1+1は2だ! よっしゃ、やったぜ! と騒いだらみんなから馬鹿にされるんじゃない? あるいは自分は馬鹿だって宣言しているんじゃない?」。

と言うことで私のクラスではガッツポーズ禁止令が出されました。さて、今回のテーマは「正解、不正解で喜ぶな」です。私はよく「良い不正解、悪い正解がある」と言います。何の根拠もなく正解だったものは「悪い正解」。一方できちんとした根拠がありながら不正解になった場合には「良い不正解」。将来的に成績が伸びるのは「良い不正解」をした子供たちです。

私は授業の中で何故その解答に至ったのか? と言うことを常に行います。正解であろうと不正解であろうと、答えの根拠を話させるのです。答えの根拠を聞かせるのではなく、考えさせるのです。これがインプットとアウトプットの差ですね。授業を聞くのは当然インプット。そして答えの根拠を述べるのがアウトプット。インプットはあまり頭を使わないんですが、アウトプットは頭を使います。だから私の生徒さんたちは授業が終わった後、「頭が破裂しそうだ」「脳みそが腫れてる」などと表現します。それだけ頭を使ったと言うことなのでしょう。単なる答え合わせだけでは、こんな状態にはならないですよね。

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