正解なき授業

急激に寒くなってきましたね。ついこの前まで暑い日があったとは思えないくらいです。さて、今日は正解なき授業というお話をしたいと思います。

生徒の中には正解をノートに書き写す事が勉強だと思い込んでいる子が結構いるんですね。でも、国語に関してはほとんど意味がないと言ってもいいのです。国語の場合、重要なのは「解答」ではなく「解答へ至るプロセス」なのです。ですから私は早稲田アカデミー勤務時代、生徒に「ホワイトボードの内容は写さなくて良い」と言っていました。これは算数などでも同じ事が言えると思うんですけれどね。

生徒の中には、とにかく模範解答を欲しがる生徒がいます。解答欄を埋めていく事が勉強だと信じ込んでいるのでしょう。そうしないと気持ち悪いのかもしれません。そういう生徒には「良い間違いと悪い正解があるんだよ」という話をします。

選択肢問題で適当に選んだ答えが正解だったとしても、それは決して良い正解とは言えません。それならばむしろ考えに考えて選んだ理由まできちんと答えられる不正解の方が素晴らしいのです。

集団塾の授業中、選択肢問題の正解を言うと「やった!」「よっしゃ!」と声をあげる生徒がいます。特に男の子に多いでしょうかね。そう言う生徒たちに私は「喜びの声を上げるのは自分の選んだ答えに根拠がない証拠だよ。自分が馬鹿だと表明しているような物だからやめなさい」と言いました。

「それじゃ、君たちに問題を出そう。1+1の答えは何だ? はい、みんなやって。正解は2。あれ?誰もやった!とかよっしゃ!とか言わないの? こんな問題の正解でガッツポーズしていたら、笑われるよな? それは自分の出した答えに根拠があり、自信があるからだろ?」と説明しました。国語だって同じなんですよね。きちんと根拠があり責任を持って選んだ答えは当たっていて当然なんです。いちいち歓喜の声を出す物じゃないんです。

さて、正解なき授業ですが、正解は出せなくても構わないのです。正解を書き写す必要もないのです。どうやってその問題に対処するかを学べばいいだけですから。もし子供たちが正解を欲しがるようだったら、今回のようなお話をしてあげてください。正解よりも答えを出す根拠を探す方が大事なんだよ、と。

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