漢字の問題は実は語彙力の問題

今回は漢字のお話をしたいと思います。まず最初にお話ししなければならないことは漢字の問題は実は語彙力が問われているんだ、ということです。

例えばこれは2020年の浅野中学の問題です。

相続税のエンノウ

「延」の字が書ける子も「納」の字が書ける子も普通です。しかし「延納」という言葉が書ける子は少ないのではないでしょうか? 同じ年の朝の中学からはこんな問題も出ていました。

流派の家元のことをソウケと呼ぶ

関係機関によるササツ

「査察」までは書けたとしても「宗家」は難しいですよね。確かに漢字一つひとつを見る限り、決して難しい漢字ではありません。しかし流派の家元のことを「宗家」と呼ぶという知識はどうでしょうか? この問題は漢字力というよりは語彙力の問題ですよね。

あるいは慶応中等部の2020年の問題に次のようなものがありました。

ハクジは粘土を焼いて作られる

粘土を焼いて作られるものだから「白磁」だということに辿り着かなければならないのです。これもやはり語彙力の問題ですよね。

ついでにこんなお話もしておきましょう。同じく2020年の慶応中等部の問題ですが、

シメイをまっとうする

という問題がありました。おっちょこちょいな生徒さんだと「シメイ=氏名」と書いてしまうことがあります。問題のパーツだけを読んでいるから間違えてしまうんですよね。漢字の問題もやはり部分だけを見るのではなく、全体を見なければならないのです。

私の持論なのですが、四谷大塚から出ている「漢字とことば」をやりこめば、それだけで偏差値60以上は取れるのではないかと思っています。「たかが漢字」と思わずに漢字を追究してみてください。

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